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新刊書「 ニュルンベルクのマイスタージンガー 」

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 6月 5日(火)07時35分23秒
編集済
  今年の初め「マイスタージンガー講座 2 」投稿2007年1月24日(水)
の末尾で、『この「名訳書」が、早く書店に並ぶ日を待ちかねて
います。楽譜を起こすのに手間がかかっている様だとのことでした。
遅くとも3月末には期待したいところです。』と、紹介しました。
ようやく、2007年5月(発行年月)より、一般書店やインター
ネット書店で購入可能となりました。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
書籍名  「ニュルンベルクのマイスタージンガー」

著者名  ワーグナー/[作] 、日本ワーグナー協会/監修、
    三宅幸夫/編訳、 池上純一/編訳

出版社:白水社、発行年月:2007年5月、価格(税込)6,300円
ページ数/版型  236P 31cm
ISBNコード  978-4-560-02665-6 (4-560-02665-3)
-------------------------------------------------------
<書籍の内容>
目次:前奏曲、第1幕、第2幕、第3幕、解題

巻末には、作品の歴史的背景について解説が加えられており、
ドイツ・ナショナリズムの影響も含めてこの作品のはらむ
可能性と問題点について、音楽とテクストの両面から切り
込んだ「解題論文」が収められています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<まとめ : 旧投稿の再掲>

ニュルンベルクに16世紀に実在した歴史上の人物である
ハンス・ザックスがこのオペラの主役です。

しかしゲーテに再評価されたこの尊敬に値する人物も、
この楽劇の中では「結構、駆け引きのうまい人物であり、
宿敵を攻略する策士でもあり、決して模範的な善人とは
言いきれない人物像に描かれている。」という主張が、

三宅 幸夫 (翻訳), 池上 純一 (翻訳) 両氏のワーグナー
台本への詳細に亘る検証に基づく、読み解きの真骨頂です。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
なお音楽評論家 三宅幸夫 先生は、新国立劇場2005年
9月-10月の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
公演に際しての寄稿文を書かれています。

『喜劇の活力源<嘘>で楽しむマイスタージンガー』
の文中で、さまざまな嘘の絡みを紹介し、最後に、
ザックスの嘘を一、二例、挙げた上で「ザックスの
嘘をどうかお楽しみに。」と締めくくっています。

新翻訳に当たっても、登場人物たちの嘘を原典の中から
発見する楽しみを、大いに感じられたことでしょう。
6月現在、下記に本文掲載があります。
http://www.nntt.jac.go.jp/season/s273/s273.html

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
本書「ニュルンベルクのマイスタージンガー」の
インターネット書店等での掲載例です。

Yahoo
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31884947
セブンアンドワイ
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31884947
ピーケーワン
http://www.bk1.co.jp/product/2783638
アマゾンのURLは長い。キーワード検索で探す。
http://www.amazon.co.jp/
紀伊国屋書店BookWeb(本書2007-05-10出版)
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4560026653.html

ニュルンベルクのマイスタージンガー(白水社)のHP
http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=02665
刊行年月:2007-04(白水社の表記)
内容:厳密な校訂批判を経たテクストと徹底して読み込んだ
訳文を収めたワーグナー唯一の喜劇オペラの対訳書。
詳細な訳注・音楽注、歴史的背景等の資料、解題論文は
世界屈指の充実ぶり。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ワーグナー・オペラ対訳シリーズ(白水社)
http://www.hakusuisha.co.jp/collection/wagner.php

本やタウン、ジュンク堂など
http://www.honya-town.co.jp/hst/HTdispatch?nips_cd=9981969583
http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0107802515
 

ムービー塾は面白い(その2)

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 5月 6日(日)06時08分51秒
編集済
  ムービー塾は、素人でも、簡単な入門講座を受けると、その日のうちに、
ストーリーや登場人物、せりふ、動作、カメラアングル、BGMなどを
設定して、お芝居のアニメーションが作れる優れものです。

制作例としては、個人的なオリジナル・ストーリーを作り、4コマ
漫画的にまとめる、などですが、特に長さの制限はありません。

例えば、既存のストーリーを借用し「さまよえるオランダ人」3幕2場
とか設定して、ゼンタ、エリック、ほかを登場させて台詞をしゃべらせ、
言い争いの動き、動作をつけて楽しむことなどは可能です。
(著作権には注意)

今のところ、歌までは歌わせられないのですが、世の中(国内)には、
すでに歌詞をつけて歌えるソフトも登場しているとのこと。

いずれは、オペラのアニメを作って楽しむことも可能になればと、
台詞を歌わせる機能を、今後の研究課題に加えて欲しいと、要望した
ところです。

個人宅でも制作は可能ですが、現状はセンターとネット接続した形態
での制作となり、回線が定額制契約でないと、つらいとのことでした。

★ムービー塾 (5/19開催分:例示) ・締切りが早い、次の開催に申込むこと。
日時 : 2007年5月19日(土曜日) 10時00分から16時30分まで
場所 : 東京大学駒場リサーチキャンパス
      先端科学技術研究センター3号館
http://www.movie-school.org/index.html

★歌う機能がある「話す、聞く、歌う」プログラム例 (デモが聴けます。)
http://www.createsystem.co.jp/index.html
http://www.createsystem.co.jp/dtalkerWin.html

★「さまよえるオランダ人」は、こちらで詳しく紹介されています。
http://www.geocities.jp/music_yomoyama/hollander.htm
第3幕 音楽面で一番楽しいノルウェー船の水夫たちの宴の場面から
「水夫の合唱 」 (元気の出るMIDI)
http://www.geocities.jp/music_yomoyama/suihu.mid
 

ムービー塾は面白い

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 4月 4日(水)11時22分26秒
編集済
  南昌仙人様

  中Chanです。応援ありがとうございます。
  また、話題がありましたら、投稿したいと思います。

  次回には、3月に参加した「第46回ムービー塾」の受講体験を書きます。
   主催は、東京大学駒場リサーチキャンパス先端科学技術研究センター
        (東京都目黒区駒場4-6-3号棟)
     http://www.movie-school.org/index.html

-----------------------------------------------------------------------
<「ムービー塾とは」の巻頭言>

教育において最も大切なことは「自ら学び、考え、その内容を発表すること」
だと昔から言われております。しかしながら、このような能力、特に発表能力
(発信能力)を養うことは、効果的な手法もなく、これまでなかなか実現が
難しかったのが現状です。

ところが、情報通信技術の急速な発展とともに情報発信が比較的容易となり、
最近では、学校のクラスやクラブ活動などの情報をホームページで発信したり、
ブログなどによって自分の日記などを発信している人も急激に増加しています。

インターネットがない時代にはテレビ、ラジオ、新聞などで一部の人だけに
しか行えなかった、「情報を発信できること」が誰でも行えるようになった
わけですから素晴らしい時代になったと言えましょう。

ただ、そうは言っても現状に全く不満がないわけではありません。これまでの
ところ、私達が発信できる情報は“文字”や“写真”に限られています。

一般にムービーや音楽を制作するには特別な機材が必要ですし、専門的な技能
・知識も必要なので、専門家を除いては簡単に制作できないからです。

そこで、私達は、DMDと呼ぶ新しい技術を開発しました。DMDとはデジタル・
ムービー・ディレクター(Digital Movie Director)の略で、簡単にムービー
が制作できるシステムのことです。

みなさんは、自分で作ったシナリオをパソコンに入力するだけで、難しい専門
的な技能・知識が一切なくても自動的にムービーを制作することができます。
このDMDを用いて、楽しみながら、ムービー制作に取り組み、発信能力を養って
ください。
-----------------------------------------------------------------------
以上、頭だしです。
 

中Chanガンバレ

 投稿者:南昌仙人  投稿日:2007年 3月26日(月)23時59分56秒
  中Chan様

 3月は随分とガンバッタ。

 それでは、また。
 

SP期に於けるバイロイト録音

 投稿者:gramophon  投稿日:2007年 3月15日(木)19時21分1秒
  来たる4月21日(土)15時より 新橋のビストロベルランで
蓄音機の會 ワーグナー特輯 特別企畫として
「SP期に於けるバイロイト録音」 吉田真さんの解説で
蓄音機でSP盤を再生致します。3,000円(珈琲、茶菓附)
現在豫定してゐます曲目は

○《ワルキューレ》より〈ワルキューレの騎行〉
フランツ・フォンヘスリン指揮 バイロイト祝祭管
Columbia L2017 (1927年録音)

○《パルジファル》より〈最後の愛餐に〉
カール・ムック指揮 バイロイト祝祭管
Columbia L2008/10 (1927年録音)

○《パルジファル》より〈聖金曜日の音樂〉
ジークフリート・ワーグナー指揮 バイロイト祝祭管
Columbia L2013/14A (1927年録音)

○《トリスタンとイゾルデ》より〈愛の死〉
ナニー・ラルセン=トールセン(S)、カール・エルメンドルフ指揮
Columbia L2206 (1928年録音)

○《ローエングリン》より〈グラール聖杯物語〉
フランツ・フェルカー(T)、ハインツ・ティーチェン指揮
Telefunken Bayreuth SKB 02049(1936年録音)

○《ジークフリート》より〈森の囁き〉
マックス・ローレンツ(T)、ティーチェン指揮
Telefunken Bayreuth SKB 02055 (1936年録音) 他

ご興味がありましたら、お訪ね下さい。

http://www.imaasa.com/berlin/

 

声の饗宴に酔う、新国立劇場「オランダ人」

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 3月10日(土)12時29分6秒
編集済
  新国立劇場の「さまよえるオランダ人」を3月7日(木)(2007)に
観てきました。

歌劇「さまよえるオランダ人」として極めて上出来でした。

オランダ人、ゼンタ、父ダーラント、舵取り、エリック、
乳母マリーなど全員が、すばらしい声の良さで揃っており、

期待の日本人の男性合唱、女性合唱も充実していたので、
パワフルさの饗宴となり、正統派の演出とあいまって
すばらしい感動を得ました。

お気に入りの作品、歌劇「さまよえるオランダ人」は
ここ10数年間で5回位は見たことになりますが、

10数年前のヴォルフガング・ザヴァリッシュ指揮のバイエルン
国立歌劇場(ミュンヘン)の東京公演にも匹敵する、レベルの
高い出来だと思いました。1992年11月(ゼンタ)ユリア・ヴァラディ

今日の3月10日(土)のラスト公演はソルドアウトとのことですが、
今、迷っている人がいたら、キャンセルチケットを当てにしてでも
迷わず観に行きなさいと進めます。

オランダ人「ユハ・ウーシタロ」は、もはや欧米でオランダ人歌手とも
いうべき評価を確立しており、容姿と歌唱とも、これは本物のオランダ人
だと疑う余地がないほど。パワフル派のオランダ人の典型と感じました。

ゼンタ「アニヤ・カンペ」の「ゼンタのバラード」も全く余裕の歌唱で、
良く見られる「搾り出す」ような歌唱でなく、際限なく声が出る印象。

声に限界を感じさせない点では、若き日の「アニヤ・シリヤ」を彷彿と
させるものがあります。(A・カンペはバイロイト歌手でもある。)

オランダ人とゼンタの二重唱も、どんどんお互いの想いが乗り移って、
歌唱からすでに、二人が、確信的に引き寄せあう間柄であるという、
オリジナルストーリーを踏襲するものであることが強く感じられます。

エンディングも、ワーグナーがトリスタン終結を後年取り込んだ
と言われる「救済の動機」が癒しをもたらしながら終結します。

決してすれ違うという要素を感じさせない、オーソドックスな
ストーリー展開でも、歌手が全て揃っている公演がいかに、
満足感を与えるものであるかを改めて感じました。

後半の幕に劣らず、第1幕も舵取りとダーラントの声がすばらしく、
狂言回しの芝居が強調されており、コミカルな演出が笑いを誘いました。

そうだ第3幕の恋人エリックも立派だったけど、ゼンタを引き止める
強い気迫や粘りは不足しており、今回は完全な脇役でした。
バイロイトでパルジファル、ジークムント、ワルター等、主役を歌う
歌手エンドリック・ヴォトリッヒとしては、もったいない役どころ。

2005年11月のエド・デワールド指揮、渡辺和子演出、蔵野蘭子
(ゼンタ)のオランダ人公演であれば、エリックはゼンタを説得して
思いとどまらせた執念の恋人として、一躍、主役に躍り出たのだけど。

幽霊船の仕掛けも、新演出として、こんな事ができるのだと、
納得できるものでした。(ラストの場面)

何を言っているのかわからないと思いますが、最後の場面では、
ザヴァリッシュ盤「ジークフリート」(ミュンヘン)映像の
大蛇退治の場面を思い出しました。

(○○○が大蛇を仕留める=類比=×××が幽霊船を沈める。)

今回は、ゼンタの能動的な意志で、因縁や呪いを氷解させ、
オランダ人も、めでたく「死の願望」を遂げることができた
という終結であり、従来とは一線を画し、一歩駒を進めた
現代演出になっていたと思います。(全公演終了後に追記)

(身投げによる偶発的救済でなく「ブリュンヒルデの自己犠牲」
 にも通じる、確信的な救済になっていたのではないでしょうか。)

指揮者と演奏の役割は、圧倒的な歌唱の前に、控えめな伴奏の
様に感じましたが、躍動感があり、歌手の力をかなり引き出す
役目も果たしていたと思います。(指揮:ミヒャエル・ボーダー)

これからも新国立劇場の十八番「オランダ人」として、歌手の
レベルをキープして再演して貰えることを期待しています。

ようやく都合のついた平日に出かけた甲斐がありました。


□2007年3月10日記す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<追記1>・・・紹介記事より抜粋

http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/10000055.html
R.Wagner
DER FLIEGENDE HOLLÄNDER
R.ワーグナー/全3幕【ドイツ語上演/字幕付】

2007.2.25(日) 3.1(木)、3.4(日)、3.7(木)、3.10(土)
スタッフ
【指揮】ミヒャエル・ボーダー
【演出】マティアス・フォン・シュテークマン
【合唱指揮】三澤 洋史
【合唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京交響楽団
キャスト
【ダーラント】松位 浩
【ゼンタ】アニヤ・カンペ
【エリック】エンドリック・ヴォトリッヒ
【マリー】竹本 節子
【舵手】高橋 淳
【オランダ人】ユハ・ウーシタロ

【協力】日本ワーグナー協会
【主催】新国立劇場

ゼンタ:アニヤ・カンペ
2002年バイロイト音楽祭にて「ラインの黄金」フライア、「ワルキューレ」
ゲルヒルデでドイツ・デビュー。03年、04年にも同役でバイロイトに出演。
また、03年エッセン歌劇場にて「ニュルンベルクのマイスタージンガー」
エーファで出演。同年11月ワシントンオペラ「ワルキューレ」ジークリンデ
で大絶賛された。「さまよえるオランダ人」ゼンタは重要なレパートリーで、
05年モネ劇場、06年にはバイエルン州立歌劇場に出演。新国立劇場初登場。

オランダ人:ユハ・ウーシタロ
1964年フィンランド生まれ。フルート奏者として活躍後、歌手に転身。
97年「ファルスタッフ」タイトルロールでデビューした。
幅広いレパートリーを持つが、最近ではワーグナー作品を中心に活躍。
特に「さまよえるオランダ人」のオランダ人では、ウィーン国立歌劇場、
ミラノ・スカラ座、サヴォリンナ音楽祭、サンフランシスコ・オペラ等に出演。
ベルリン州立歌劇場、バイエルン州立歌劇場に出演予定。新国立劇場初登場。

指揮:ミヒャエル・ボーダー
2005年「フィデリオ」に続いて、2回目の新国立劇場登場。ハンブルク
音楽院に学び、89年に30歳の若さでバーゼル・オペラの音楽監督兼
首席指揮者に就任した。2000年にはウィーン国立歌劇場でのデッカー
演出「ルル」で注目を集めた。

演出:マティアス・フォン・シュテークマン
1991年よりバイロイト音楽祭に参加、第一演出助手を務める。新国立劇場
には、開場記念公演「ローエングリン」でW.ワーグナーの演出助手を務めて
以来、「魔笛」・・「ニーベルングの指環(全4作品)」等に参加。
04年「ジークフリートの冒険」(子供版)を演出、大絶賛を博した。
新国立劇場オペラ劇場の演出は本作品がデビューとなる。

席種  S席    A席    B席    C席   D席   Z席
料金 21,000 15,750 10,500 6,300 3,150 1,500 円
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<追記2>・・・評判はいかに?

http://blog.e-get.jp/nnenq/
新国オペラ「さまよえるオランダ人」
 2007年<2月25日公演>〜<3月10日公演>
 ☆鑑賞者の方々の声・・高い評価が並ぶ。(主催側の掲載とはいえ絶賛多し)

コンサート情報(ACT4)
 新国立劇場「さまよえるオランダ人」
  演出家の解釈が注目される幕切れのシーンは必見。
  (演出:マティアス・フォン・シュテークマン)

新国立劇場「さまよえるオランダ人」
  何のひねりもなく面白味がない(べた)演出に興味の無い層は、
  鑑賞を「敬遠した方がいいかも」派の貴重な意見もちらり。
  (演出:マティアス・フォン・シュテークマン)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<追記3>・・・★ウーシタロ、カンペはやはり旬の歌手

2006年02月26日
Premiere Der fliegende Holländerw(Bayerishce Staatsoper)
26日バイエルン国立歌劇場《さまよえるオランダ人》プレミエ。
バイエルン国立歌劇場 生中継(Bayern4)

ワーグナー:「さまよえるオランダ人」
アダム・フィッシャー指揮
★ユハ・ウーシタロ、★アニヤ・カンペ
マッチ・サルミネン、スティーヴン・グールド
ハイケ・グロツィンガー、ケヴィン・コナーズ

★「ビデオクリップ」で、コンビチュニー演出らしき画像が見える。
 前奏曲(全幕のクリップ挿入)、二重唱のカンペ&ウーシタロ(断片)が聴ける。
http://blog.livedoor.jp/sakag510/archives/cat_26715.html
オペラキャストニュース →データ多数、「2006年02月26日」記事を探す。

http://www.bayerische.staatsoper.de/spielplan/vorstellung.php?id=836
バイエルン・シュタッツオーパ(「オランダ人」2006年写真,2007年公演案内)
http://www.nntt.jac.go.jp/frecord/updata/20000009.html
新国《さまよえるオランダ人》牛太郎・勘平 絶賛公演のスナップ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<追記4>・・楽園を追われたアニヤ・シリヤ、今も健在!!

アニヤ・シリヤは70歳を超えて現役。70歳を迎えた特集番組(2005年05月23日BBC)。
19歳でバイロイトにデビューし、現在も《イエヌーファ》のコステルニチカや
《ルル》のゲシュビッツ等の性格的な役柄で活躍を続ける。2005年05月26日記事
http://blog.livedoor.jp/sakag510/archives/cat_26715.html

新日本フィルのコンサート・オペラ「サロメ」音楽監督アルミンクで!
ベテラン歌手アニヤ・シリヤも参加!(2004年3月19日クラシック・ニュース)
歌手陣もヨーロッパのオペラ劇場で活躍するメンバーたちである。

なかでもサロメの母・ヘロディアスを歌うアニヤ・シリヤは、1967年の大阪国際
フェスティバルで初来日した「バイロイト祝祭歌劇場」公演の「ワルキューレ」で
ブリュンヒルデを熱唱している。
それから37年、現在も世界のオペラハウスで活躍中の大ベテランである。
2004年3月25日(木)、27日(土) すみだトリフォニーホール
http://www.music.co.jp/classicnews/c-news/2004/0314-0320.html

来2008年2月29日-3月、伝説のディーヴァ、アニヤ・シリヤが再びアルミンク&
新日本フィルとの共演のために来日する。今回は彼女のコンサート・レパートリー
の中から、ムソルグスキーの歌曲集『死の歌と踊り』を歌うこととなった。
http://www.njp.or.jp/njp/programinfo/2007-08/2008_0229s.html

アニヤ・シリヤはクレンペラー指揮のCD「オランダ人」でゼンタを
歌っている。クレンペラー盤のエンディングでは「救済の動機」なし。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
<追記5>・1991,1992年代のバイエルン国立歌劇場「さまよえるオランダ人」

http://classic.music.coocan.jp/live-concert/europe.htm
バイエルン国立歌劇場「さまよえるオランダ人」某氏旅行記1991年7月29日(月)
 ザヴァリッシュ指揮、ヘニング・フォン・ギールケ演出
 ロバート・ヘイル(オランダ人)、ユリア・ヴァラディ(ゼンタ)
 感想の一部:幽霊船の合唱のところは凄かった。

http://www.1876.net/wagner/video/vdhollan.htm
バイエルン国立歌劇場『さまよえるオランダ人』LD映像等の記録
 1991年3月25日、28日録画 EMI TOLW3659〜60
 指揮:ヴォルフガング・サヴァリッシュ 演出:ヘニング・フォン・ギールケ
 オランダ人:ロバート・ヘイル ゼンタ:ユリア・ヴァラディ
 エリック:ペーター・ザイフェルト ダーラント:ヤッコ・リヘネン
 バイエルン国立歌劇場管弦楽団

http://www.ne.jp/asahi/iizuka/toshiaki/operm_5.html
バイエルン国立歌劇場「さまよえるオランダ人」日本公演の記録
  1992年11月28日ほか(日本公演日)
  指揮:サヴァリッシュ 演出:ヘニング・フォン・ギールケ
  オランダ人:モリス,ゼンタ:ヴァラディ,
  ダーラント:ロータリング,エリック:ザイフェルト
 

昨年発売のモッフォ追悼盤ほか

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 3月 9日(金)13時23分42秒
編集済
  ☆モッフォ追悼盤1 ビゼー:歌劇《カルメン》(全曲)
2006年8月2日発売 CDアルバム  2520円
マゼールの初の「カルメン」となった録音。
モッフォの妖艶なカルメンが目に浮かぶような優れた歌唱と、
まだ輝きを放っていたコレッリ、勢いのあるカプッチルリと、
鋭利なマゼールの指揮。

☆モッフォ追悼盤2 フンパーディンク:歌劇《ヘンゼルとグレーテル》(全曲)
2006年8月2日発売 CDアルバム 2520円
モッフォとドナートの見事なアンサンブルが、このメルヘン・オペラを
華やかなものにしている。ルートヴィヒ、フィッシャー=ディースカウ、
ポップなど、脇も一流で固めている。

☆モッフォ追悼盤3 グルック:歌劇《アウリスのイフィゲニア》(全曲)
2006年8月2日発売 CDアルバム  2520円税込み
フランス物も得意としていたアンナ・モッフォの全盛期の録音。
アイヒホルンの手堅い指揮の下、フィッシャー=ディースカウや
オジェー、ヴァイクルなど、当時の一流どころを集めたアルバム。

☆モッフォ追悼盤4 ドニゼッティ:歌劇《ランメルモールのルチア》(全曲)
2006年8月2日発売 CDアルバム 2520円
「ルチア」は、アンナ・モッフォの当たり役で、プレートル盤が有名だが、
こちらも捨てがたい。これはテレビ映画用のサウンドトラックで、
感情の乗りがいい。

☆モッフォ追悼盤5 スッペ:喜歌劇《美しきガラテア》(全曲)
2006年8月2日発売 CDアルバム  1365円 税込み
スッペの代表作のひとつで、ウィーン・オペレッタの黄金期の
幕開けを告げる1作。全編美しい音楽に満たされていて、
楽しく聴ける。モッフォ、ルネ・コロの黄金コンビによる録音。

☆モッフォ追悼盤6 カールマン:喜歌劇《チャールダーシュの女王》(ハイライト)
2006年8月2日発売 CDアルバム  1365円
映画用のサウンドトラックで、映像のほうはかつてドリームライフから出ていた。
(下記DVDとして現在も店頭にあり。)、モッフォがオペレッタを歌い出した最初期
の頃のもので、コロ(注=若い童顔)とともに全盛期の自在な歌唱が大いに楽しめる、
とのこと。

☆モッフォ追悼盤7 モッフォ:オペラ・アリア集 【全曲盤】
2006年8月2日発売 CDアルバム  1365円
美人歌手として60年代に絶大な人気を誇ったアメリカ出身のソプラノ。
ヨーロッパで活躍していた。「トスカ」「椿姫」など当たり役を含んだ
アリア集で、全盛期のアンナ・モッフォの美しい声が堪能できる。

☆モッフォ追悼盤8 モッフォ:ウィンナ・オペレッタを歌う
2006年8月2日発売 CDアルバム  1365円
アメリカ出身の、美声と美貌で人気の高かったアンナ・モッフォは、
70年代に入りオペレッタにも進出し、その人気は一層高まった。
モッフォが得意としていたオペレッタが楽しめる。

☆モッフォ追悼盤9 モッフォ&ムーア/ドイツ・リート集
2006年8月2日発売 CDアルバム 1365円
モッフォにしては珍しいドイツ・リートを取り上げている。
伴奏の大家ムーアに支えられて、彼女の別の魅力が輝いている。
---------------------------------------------------------------
その他、従来からの発売CD

☆宝石の歌〜コロラトゥーラ・アリア集
2005年10月26日発売 CD 2100円
リビング・ステレオで一時代を築いた米RCAの録音スタッフが60年に
ローマ歌劇場へ赴いて制作したアリア集である。
世界を席巻し始めた美貌の歌姫アンナ・モッフォは当時28歳。
シルキーな肌触りの若々しい美声を収めた臨場感豊かな録音。

(注)ここでの「私の名前はミミ」(ラ・ボエーム)の高揚感は全曲盤を上回る。

☆美しきエレーヌ*喜歌劇
2004年4月21日発売 盤種:DVD
価格(税込):  6930円

☆チャルダーシュ姫*喜歌劇
2004年4月21日発売 盤種:DVD
価格(税込):  6930円

☆ベルディ:歌劇「椿姫」(Violetta役)輸入DVDあり。字幕英語。
「La Traviata」 指揮Patane 演奏Rome Opera O.
  アルフレード:Bonisolli(T) VAI DVD4223

□2007年3月9日記す。
 

アンナ・モッフォ、没後1年目追悼

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 3月 9日(金)12時43分48秒
編集済
  1950-60年代に美貌のソプラノ歌手として人気を博した
アンナ・モッフォが、1年前の2006年3月10日、73歳で
死去した。 そこで一年祭というか、没後1年目追悼の
意味を込めて紹介してみたい。

マリア・カラスの個性的で強い声に対して、アンナ・モッフォは
美声でソフトなやや含み声という対極的な意味で、官能的で、
癒しをもたらす魅力的な声の持ち主であった。

<所有のDCより>
☆エーリッヒ・ラインスドルフ指揮の「ラ・ボエーム」のCDで
 ヒロイン、ミミ役のアンナ・モッフォを鑑賞できる。(RCA3969-2-RG)
 録音:1961年6月15〜30 日:ローマ歌劇場

☆フェルナンド・プレビターリ指揮の「ラ・トラビアータ(椿姫)」の
 CDで、ヴィオレッタ役のアンナ・モッフォを鑑賞できる。
 録音:1960 年6月16〜25日、ローマ歌劇場

★ショルティ指揮「リゴレット」のCDで、ジルダ役のモッフォを
 鑑賞できる。1963年6月、ローマのスタジオ録音(メリル、クラウス等)
  RCA RED SEAL 82876-70785-2 (3/23追記)

http://world.mde.co.jp/blog/b/10000642.html
ソプラノ歌手アンナ・モッフォ死去 の記事
アンナ・モッフォ、2006年3月10日73歳で死去

モッフォは1932年アメリカ、ペンシルヴェニア州の出身。
1955年にイタリアのテレビで放送された「蝶々夫人」でデビュー、
以後、アメリカやヨーロッパの歌劇場で活躍し、40代で惜しまれつつ
引退した。

現在では、ドリームライフ・エンタープライズから発売されている
DVD、《美しきエレーヌ》《チャールダッシュの女王》で、
その華麗な舞台姿を見ることができる。

<追記>美貌が際立つ《椿姫》のDVD映像も国内で入手可能である。
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アンナ・モッフォ
出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2007/02/05 12:39)
http://art-random.main.jp/samescale/073-2.html
出典:玉川和正+アートランダム「人生のセイムスケール」

アンナ・モッフォ「73年8ヶ月と14日の生涯」
Anna Moffo 【ソプラノ歌手・タレント】
(1932.06.27/1930〜2006.03.10)
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米東部ペンシルヴァニア州ウェイン出身。生年については、
1930年誕生説と1932年誕生説があり、確定していない。

ラドナー高等学校を卒業後、映画撮影のためにハリウッドから声がかかるほどだったが、
修道女になることを目指していたためその申し出を断わった。しかしながら奨学金を得て、
フィラデルフィアのカーティス音楽学校に進学する。

1955年にフルブライト奨学金を獲得してローマのサンタ・チェチリア音楽院に留学。

同年スポレトにおいて、ドニゼッティの《ドン・パスクヮーレ》のノリーナ役でデビュー
を果たす。

翌年には、未来の夫マリオ・ランフランキ(RCAビクターおよびRAIのプロデューサー)の
演出により、プッチーニの《蝶々夫人》にてテレビ出演を果たす。

1957年に母国で凱旋デビュー(シカゴ・リリック・オペラ座にてプッチーニの
《ラ・ボエーム》のミミ役)。この年、スカラ座にもデビューし、ザルツブルク音楽祭に
おいてカラヤンの指揮により、ヴェルディの《ファルスタッフ》にも出演。
これがウィーン国立歌劇場との初共演となった。

また同年は、12月8日にランフランキと結婚。1970年代までウィーンで歌手活動を続け、
《リゴレット》のジルダ役、マスネの《マノン》のタイトルロール、グノーの
《ファウスト》のマルゲリート役、ビゼーの《カルメン》のミカエラ役、《椿姫》の
ヴィオレッタ役を十八番とした。

この間アメリカでは、1960年から1961年にかけてニューヨークのメトロポリタン歌劇場に
出演し、《リゴレット》のジルダ役、《愛の妙薬》のアディーナ役、プッチーニの
《トゥーランドット》のリュー役をつとめ、ビルギット・ニルソンやフランコ・コレッリ
とも共演した。

1972年にランフランキと離婚し、1974年11月14日にRCAの取締役会長ロバート・サーノフと
再婚。

1970年代には、ヴェルディの《イル・トロヴァトーレ》のレオノーラ役や、
《スティッフェーリオ》のリーナ役など、より激しい役柄をこなした。

モッフォはとりわけイタリアで人気があった。1960年から1973年まで同地のテレビ番組で
メイン司会者を務め、またイタリアで最も美しい女性の10人に選ばれたこともある。

米国や欧州の歌劇場などを舞台に「ラ・ボエーム」や「椿姫」など数々の作品でヒロイン
を演じ、優雅なソプラノの歌声や美貌で人気を呼んだが、40代で惜しまれつつ引退
した。

米メトロポリタン・オペラで「椿姫」などを演じ、美しいソプラノとして活躍、映画にも
出演したが1970年代半ば以降、舞台から遠ざかった。

母国ではオペラファンに礼賛され、作家のウェイン・コステンボーム(Wayne
Koestenbaum)は、一冊の本になるほどの長大な頌詩『アンナ・モッフォへのオード』を
物している。

1997年2月22日に夫サーノフと死別。この10年間に乳がんを患い、その悪化にともない
脳卒中を併発して、ニューヨーク市にて逝去した。(注)2006年3月10日73歳で死去。

実子はいないため、実弟と、夫の連れ子(義理の娘3人)が遺族となった。

出典・情報源・参考文献・参考サイト:
  新聞各紙訃報欄「アンナ・モッフォ-Wikipedia」(2006.09.01掲載)
------------------------------------------------
http://homepage3.nifty.com/matsumo2/index.htm
http://homepage3.nifty.com/matsumo2/music/index-6.htm
出典:matsumoの好きな女性演奏家
http://matsumo-web.hp.infoseek.co.jp/player/page6pb.htm
同 アンナ・モッフォ(1)(写真)
http://matsumo-web.hp.infoseek.co.jp/player/page6pb2.htm
同 アンナ・モッフォ(2)(写真)

歌だけでなく容姿も考慮にいれる時代になり映像で復活。
<アンナ・モッフォの映像>
カールマン:喜歌劇「チャルダーッシュの女王」・・・(Sylva役)
ドニゼッティ:歌劇「ルチア」・・・(Lucia役)
ベルディ:歌劇「椿姫」・・・・・・(Violetta役)DVDで発売中(タワー等)
ペルゴレージ:歌劇「奥様女中」・・(Serpina役)
以下、画質が悪い
ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」・・(Lisa役)VAIからDVDで発売とのこと。
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<再掲>
http://world.mde.co.jp/blog/b/10000642.html
ソプラノ歌手アンナ・モッフォ死去
http://art-random.main.jp/samescale/index.html
玉川和正+アートランダム 「人生のセイムスケール」
http://art-random.main.jp/samescale/073-2.html
人生のセイムスケール (享年73歳の3ページ)
 アンナ・モッフォ-Wikipedia引用と思われる年代記
 何故か貴重な「プールから上がるヌード」写真あり

 (注)映画:「Una Storia d'Amore」(1969)の中で,モッフォは
  自分の裸を見せて話題になったとのこと。その時の写真の
  可能性大。記事出典:アンナ・モッフォ(1)

http://bsearch.goo.ne.jp/imgdt.jsp?TYPE=・・つづく
Goo<画像検索>[ アンナ・モッフォ ]で検索可能。
[ アンナ・モッフォ ] の画像検索結果(174件中 33件目を表示)
http://www.metoperafamily.org/_post/pubprogs/RSwebgallery/images/01_02_StevensJan06_003_SM.jpg
「写真:後年のアンナ・モッフォ(右端)」・・見ない方が良いかも。
Pre-curtain photos show joyful reunions of
   Miss Stevens, Jennifer Larmore and Anna Moffo…
 

Wahn

 投稿者:南昌仙人  投稿日:2007年 1月26日(金)01時06分18秒
   ワ−グナ−の勉強が続いてますね。
 文章は、読みやすいのですが、どうも、
ワ−グナ−は、興味がわきません。
 すみません。

 今、面白いのは、ホ−ムペ−ジで<農家の嫁の事件簿>です。
 このタイトルで検索すると、すぐでてきます。
 私も、ホ−ムペ−ジをこのようにしていきたいと
思っています。
 中Chan様も自分のホ−ムペ−ジを作ったらどうですか。
 

マイスタージンガー講座 2

 投稿者:中Chan     投稿日:2007年 1月24日(水)12時36分22秒
編集済
  年が変ったのに、だんまりが長くなっていましたら
毎月の講座のサイクルが回ってきました。

1月の第3土曜日(2007年1月20日)も、
月1回の横浜のカルチャーセンターに通う日でした。

ワーグナーの楽劇「マイスタージンガーを読み解く」
の講座の10回目です。

12月から話題になったのですが「第3幕」はザックスが
大分、物思いにふけってしまう。

そこで飛び出すキーワードが「Wahn!」=迷妄

「Wahn! Wahn!」(狂っている、狂っている)

「(世の中)どこもかしこも狂っている。」という風にも使う。

色々な意味に使われています。
 =憑かれたように。邪推。思い過ごし。思い上がり。

気がついてみると、1月の解説の第3場でも出ること出ること。

ザックスがベックメッサーに、
「ねえ、あんた。それは「邪推」(Wahn)というもの。」
「(それは)あんたの「思い過ごし」(Wahn)だ。」

Wahnは正確には
「理性では計りがたい力に取り付かれる様。」と訳されるそうです。

芸術を生み出す根源でも、駆り立てる「Wahn」の力を借りる
必要がある、と言った趣旨の自論を、ワーグナーはザックスの
言葉を借りて語っています。

そして極めつけは、
「小事にめげず、そして多少の侠気がなければ、
 どんな立派な企ても成就するはずはない。」

(第3幕第1場の最後の台詞。次々大作を完成し遂には上演劇場
 の建設をも画策中の、ワーグナー自身の侠気の生き様を吐露。)

ここでは音楽も自信にあふれた曲想にエスカレートして締めくくられます。
もうすでに「ワルキューレ」も「トリスタン」も世に出た時期だから当然
ですね。飛躍すればリヒアルト・シュトラウスの「英雄の生涯」の大見得
にも通じるところ。

後代の我々を、驚嘆させて止まない大事業をなしとげたワーグナーの
根源にも「Wahn」の力が隠れているということでしょうか。

「Wahn」の概念はショーペンハウアーにより持ち込まれた
そうですが、ワーグナーは、それを禍いととらず、プラス思考で
根源の力として利用し、突き抜けたという点で、
「ワーグナーは、ショーペンハウアーを超えた。」と三宅先生は
大いに評価されておられます。

この「名訳書」が、早く書店に並ぶ日を待ちかねています。
楽譜を起こすのに手間がかかっている様だとのことでした。
遅くとも3月末には期待したいところです。
 

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